障害者アバター型ロボット

障害者アバター型ロボット「メディパト」

メディパトの開発経緯

医療施設や介護施設では、人員不足が深刻な問題となっており、夜間の見守りが十分に行われていない現状があります。またナースコールに至っては、緊急では無い呼び出しが多数あり。それにより現場は振り回されている状態です。かといってナースコール等の呼び出しを軽んずることはできず。現場のストレスはピークに達しており、人手不足から徘徊や転落事故が増加しています。また、夜勤の激務に耐えられずに退職する方も少なくありません。

ロボット開発の株式会社市ヶ谷重工と医療機器や医療ソリューション開発のクリメディス株式会社は、この問題を解決するために、遠隔巡回ロボットシステム「メディパト」の開発を開始しました。

開発の目的と意図について

メディパトの主な目的は、医療介護現場の人材不足と転落事故や夜間徘徊問題を解決することです。また、障害者雇用問題にも取り組むことを目的としています。

メディパトで解決する社会問題:

    1. 医療・介護施設の人員不足問題の解決
    2. 夜間の転落事故や徘徊問題の軽減
    3. 障害者の雇用促進

メディパトの開発目標:

    1. 従来の人件費よりも安価なソリューションの提供
    2. 感染症対策の強化
    3. 障害者の自立支援

ロボットの仕様等

項目内容
開発コード

EA-001

コードネームメディパト(MEDI PATO)
サイズ全高140cm、直径60cm程度、重さ約80kg (試作段階)
搭載機能カメラ、スピーカー、マイク、センサー、動力ユニット、通信ユニット、荷物配達ボックス
巡回方式自動マッピング技術、パイロットによるフルリモート操縦、セミオート巡回走行
稼働時間1回の充電で約8時間
価格想定1台300万円(5年保証付きリース契約が可能)、補助金を検討
導入コスト初期費用300万円、月額管理手数料7万円、月額リース料5万円
開発時期2023年8月START
完成時期2025年1月
開発予算1.2億円想定
運用目標5年間で1000施設、3000台の導入を予定

 

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